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Windows 10/11でリモートデスクトップ経由でローカルドライブにアクセスする方法

Editorial Team Editorial Team Jun 5, 2025

リモートデスクトップ環境で作業中にローカルドライブへアクセスできるようにすることで、ファイルの移動や外部ストレージとの連携が格段に効率化されます。本記事では、Windows 10および11の「リモートデスクトップ接続(RDC)」を利用して、ローカルドライブをマウントする設定方法を解説します。

リモートデスクトップのローカルドライブ

この記事を読めば、USBメモリや外付けハードディスクなどのローカルリソースをリモートデスクトップ環境で簡単に共有できるようになります。ファイル操作の効率化はもちろん、手動でファイルを転送する手間を省けます。リモートワーク、共同作業、トラブルシューティングなど、さまざまな用途に役立つ内容です。

リモートデスクトップでローカルドライブをマウントする設定方法

リモートデスクトップセッション中にローカルドライブを共有する設定は、実はとても簡単です。Windowsに標準搭載されている「リモートデスクトップ接続(RDC)」を使えば、ローカルのドライブやデバイスをリモートのWindows PCやサーバーと共有できます。

RDCは、Microsoftのリモートデスクトッププロトコル(RDP)を活用したツールで、リモートアクセスを可能にします。ビジネス用途、チームでの共同作業、ITサポートなど、幅広く活用されている強力な機能です。

Windows 10およびWindows ServerのすべてのエディションにはRDCが標準で搭載されています。ここでは、ローカルドライブをリモート接続時に表示・操作できるようにする具体的な手順をご紹介します。

なお、MicrosoftはMacやiOS、Androidなどのプラットフォーム向けにもRDP対応のアプリを提供しています。Macの場合は、Remote Desktopアプリの「Redirection」タブを利用することで、Mac上のフォルダをWindowsに共有できます。

Windowsユーザーであれば、RDCを起動し、接続前にファイルとフォルダの共有設定を行うことで、簡単にリソースを共有可能です。

Remote Desktop Managerでローカルドライブをマッピングする方法

1
リモートデスクトップ接続ツールを起動します
スタートメニューから検索するか、Windowsキー + R を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログに「mstsc」と入力します。

※最初の画面は非常にシンプルで、通常は接続先のIPアドレスを入力してすぐ接続できますが、ローカルファイルへアクセスするには事前設定が必要です。

 リモートデスクトップ接続マネージャーを開く
2
「オプションの表示」をクリックします
詳細な設定項目を表示させます。
 rdc 表示オプション
3
「ローカル リソース」タブを開きます
ファイル共有やデバイスリダイレクトに関する設定が可能です。
4
「詳細」ボタンをクリックします
「ローカルデバイスとリソース」セクションで、「詳細」オプションを開きます。
 リモートデスクトップのローカルリソース
5
「ドライブ」項目の「+」をクリックし、共有したいドライブを選択します
内蔵HDD、外付けUSB、DVDドライブなど、任意のドライブにチェックを入れます。

※将来的に使用予定のあるデバイスもここで選択しておくと便利です。

6
チェック後、「OK」をクリックして設定を保存します
 リモートデスクトップアクセスローカルドライブ
7
「全般」タブに戻り、接続先のIPアドレスまたはPC名を入力します
8
「接続」ボタンをクリックして、リモート接続を開始します
9
リモートセッション接続後、エクスプローラーを開きます
スタートボタンを右クリックし、「エクスプローラー」を選択してください。
 リモートデスクトップに接続する
10
「リダイレクトされたドライブとフォルダー」の項目に、共有されたドライブが表示されます。

このように、設定さえしておけば、リモート接続中でも簡単にローカルのファイルへアクセス可能になります。業務効率化やファイル操作の簡素化にも大きく貢献するため、ぜひ活用してみてください。

リモートデスクトップでローカルドライブをマッピングする方法

リモートデスクトップセッション中にローカルドライブをマッピングすることで、ローカルPCとリモートPC間のファイル転送が非常にスムーズになります。操作もシンプルで、日常的な業務効率を高める上で欠かせない機能です。

以下の手順に従って設定を行いましょう。

  1. リモートデスクトップセッション内でファイルを転送する方法
    • • リモートPC上で転送したいファイルを探します。
    • • ウィンドウ上部の「ホーム」タブをクリックします。
    • 「移動」>「場所の選択」をクリックし、転送先フォルダを指定します。

      この手順を使えば、リモート環境でもローカルPC同様にファイルの整理・移動が可能になります。
  2. RDPでローカルドライブをマッピングする方法

ローカルドライブをRDP経由でマッピングすることで、ファイルのやり取りを簡単かつ安全に行えます。

ステップ1:PowerShellをRDPセッション内で起動

  • リモートデスクトップ接続後、リモートPC上で PowerShell を起動します。
  • 以下のコマンドを入力して、リダイレクトされたドライブを確認します:

    net use

ステップ2:ローカルドライブをネットワークドライブとしてマッピング

  • 以下のコマンドを使用して、ローカルドライブをネットワークドライブとしてマッピングします:

    net use \\tsclient

  • \\tsclient は、リモートセッション内からローカルPCのドライブにアクセスするためのRDP経由の仮想パスです。 ドライブマッピングを確認する

ステップ3:ドライブのマッピングを確認

  • リモートPCで Windowsエクスプローラー を開きます。
  • ネットワークの場所」セクションを探し、マッピングされたローカルドライブが表示されていることを確認します。
  • ここに表示されるドライブにファイルをコピーすれば、それはローカルPC側にも反映されます。

リモートデスクトップセッション中にローカルドライブへアクセス・マッピングすることは、シンプルでありながら非常に強力な機能です。ファイル転送やリソース共有がスムーズに行えるため、日々の業務やテレワーク、遠隔サポートの効率が大きく向上します。

このガイドに従えば、設定から検証まで問題なく実施でき、作業中のストレスを大幅に軽減できます。自宅からの勤務でも、企業のITインフラ管理でも、この機能は非常に有用なツールとなるでしょう。

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