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リモートデスクトップで3Dマウスを使う方法

Editorial Team Editorial Team Apr 14, 2026

リモートデスクトップ(RDP)接続で3Dマウスを使用する際、多くのユーザーがさまざまな問題に直面します。Microsoftの従来型USBリダイレクト方式は、最新のWindows環境や一部のデバイスタイプでは挙動が安定しないことがあります。実際には、3Dマウスのような高度なHIDデバイスでは追加設定が必要になることが多く、結果はWindowsのビルド、ドライバー、リモートデスクトップ環境の構成によって変わる場合があります。

このガイドでは、リモートデスクトップ接続で3Dマウスを使う2つの方法を解説します。1つ目は、Windows、Linux、macOSで使えるクロスプラットフォーム対応のサードパーティ製USBリダイレクトソフトです。2つ目として、古いWindowsバージョンで制限付きながら利用可能なRemoteFXについても取り上げます。

それぞれの方法のメリット・デメリットを比較しながら、設定手順も分かりやすく紹介します。


目次:

  1. RDPで3Dマウスが標準では動作しない理由
  2. 方法1:サードパーティ製USBリダイレクトソフト(USB Network Gate)
  3. 方法2:RemoteFX USBリダイレクトを使ってRDPで3Dマウスにアクセスする
  4. 比較表:USB Network Gate と Microsoft標準のRDP USBリダイレクト
  5. 結論
  6. よくある質問

RDPで3Dマウスが標準では動作しない理由

Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP)は、通常のマウスやキーボードなどの基本的なデバイスクラスをサポートしています。しかし、3Dマウスに必要なカスタムHIDプロファイルやメーカー固有のドライバーは完全には保持されません。そのため、3Dconnexion SpaceMouseのようなデバイスは、リモートデスクトップセッション上で正常に動作しないことがあります。

RDPでは、高レベルの入力リダイレクトまたは低レベル(透過型)のUSBリダイレクトによってUSBデバイスを転送できます。ただし、リモート側システムで適切にドライバー処理が行われないと、3Dマウスがセッションに表示されなかったり、通常のマウスとの差別化ポイントである6自由度(6-DoF)などの重要な機能を失ったりすることがあります。さらに、ボタン割り当て、アプリケーションプロファイル、カスタム軸データなどの高度な機能も利用できなくなる可能性があります。

3Dマウスは多軸入力とメーカー専用ドライバーに依存しているため、フル機能を使うには、リモートシステムがそのデバイスを変換済み入力ではなくネイティブUSBデバイスとして認識する必要があります。

リモートデスクトップ上で3Dconnexion SpaceMouseを使用する主な方法は、サードパーティ製のUSB-over-Networkツールと、Microsoft標準のRemoteFX USBリダイレクトの2つです。どちらを選ぶべきかは、以下のOS互換性によって異なります。

どの方法を選ぶべきですか?

Microsoft標準のRDP USBリダイレクトはWindowsベースの機能であり、最新環境では高度なUSBデバイスに対して動作が不安定になる場合があります。

環境 推奨される方法 備考
最新のWindows環境(11、Server 2022以降) サードパーティ製USB-over-Networkツール 安定性が高く、フル機能を利用可能
古い環境 RemoteFX USBリダイレクト(制限あり) レガシー環境向け、追加設定が必要な場合あり


Windows以外のクライアントを使用している場合や、より安定したクロスプラットフォーム環境を重視する場合は、方法1から試すのがおすすめです。接続元・接続先の両方がWindowsで、環境的にRDP USBリダイレクトを許可できる場合は、Microsoft標準機能を試すこともできますが、3Dマウスの高度な機能が利用できるかどうかは環境によって異なります。

方法1:サードパーティ製USBリダイレクトソフト(USB Network Gate)

USB Network Gateのような専用のUSB to Remote Desktopソフトウェアを使えば、3DマウスをRDP経由で利用する際に生じるRemoteFX USBリダイレクトの不安定さを解消できます。このアプリケーションは幅広いUSBデバイスに対応しており、Windows、macOS、Linux、Androidで利用できます。USB Network Gateは専用のTCP/IPトンネルを確立し、RDPのUSBチャネルへの依存をなくします。このトンネルによりUSBデバイスの通信をTCP/IP経由で転送できるため、3Dconnexionドライバーは、あたかもデバイスがローカル接続されているかのようにリモートマシン上で動作できます。

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メリット

  • Windows 10、11、Server 2016~2025でスムーズに動作
  • Linux・macOSクライアントにも対応するクロスプラットフォーム設計
  • 安全なデータ転送を実現する暗号化機能
  • リモートホストで3Dconnexionドライバーのネイティブ動作を実現
  • 無料版あり

制限事項

  • 両方のマシンにソフトウェアのインストールが必要
  • 14日間の試用後は159.95ドルの買い切り型有料ソフト
  • WAN環境ではわずかな遅延が発生する場合あり

USB Network Gateで3DマウスをRDPへ転送する方法

1
ダウンロードして、RDP経由で3Dマウスにリモートアクセスする必要があるマシンと、USBケーブルで3Dマウスが接続されているホストマシンの両方にソフトウェアをインストールします。
 usb network gateをダウンロードしてインストール
2
3Dマウスが物理的に接続されているマシンでアプリケーションを起動し、Local USB Devicesタブを開きます。デバイス一覧からマウスを見つけ、その名前の横にあるShareボタンをクリックします。
 rdpサーバーでusb network gateを起動
3
RDPを使ってリモート仮想デスクトップに接続します。
 接続
4
仮想マシン上でUSB Network Gateを起動し、Remote USB devicesタブを開きます。
5
アクセスしたいマウスを見つけて、Connectをクリックします。

以下は、USB Network Gateを使ってRDPセッションで3Dマウスをリモート利用できるようにするための短い動画ガイドです。

 動画ガイド

方法2:Microsoft標準のUSBリダイレクトを使ってRDPで3Dマウスにアクセスする

MicrosoftのRemoteFX USBリダイレクトは、3DマウスのようなUSBデバイスをRDP接続経由で転送できるWindows標準機能です。現在では実質的にレガシー機能と見なされています。最新のWindows環境では推奨されておらず、ここではこの方法のシステム要件、有効化手順、そして用途によっては不向きとなる制限事項を解説します。

RemoteFX USBリダイレクトのシステム要件

  1. ホスト要件

    ⚬ ホストマシンではWindows 10またはWindows Server 2016(もしくはそれ以前)が動作している必要があります。Windows Server 2019以降では、RemoteFX vGPUなどのRemoteFX機能のサポートが縮小されており、USBリダイレクトの機能性や安定性に影響を与える可能性があります。仮想マシンを使用する場合は、USBリダイレクトをサポートするために、ハイパーバイザーがWindows Server 2016以前で動作している必要があります。

  2. クライアント要件

    ⚬ Windows 10またはWindows 11(24H2以前)で、Remote Desktop Connection(RDC)8.1以降を利用していること。

    ⚬ RDPクライアント設定でRemoteFXを有効にしてください。最近のWindowsバージョンでは、システムポリシーによって利用できない、または追加設定が必要になる場合があります。

  3. ネットワーク要件

    ⚬ 遅延を最小限に抑え、不安定さを防ぐために、低遅延で安定した接続が必要です。

グループポリシーでRemoteFX USBリダイレクトを有効にする方法

1
クライアントマシン側
  • ローカル グループ ポリシー エディター(gpedit.msc)を開きます。
 グループポリシーアプリ
2
次へ移動します:
Computer Configuration > Administrative Templates > Windows Components > Remote Desktop Services > Remote Desktop Connection Client
 リモートデスクトップサービス
3
"Allow RDP redirection of other supported RemoteFX USB devices" を Enabled に設定します。
 RemoteFX USB システムを有効化
4
ホストマシン(RDPサーバー側):

• リモートデスクトップを有効にし、グループポリシーエディターを開きます。
• 次の場所へ移動します:
Computer Configuration > Administrative Templates > Windows Components > Remote Desktop Services > Remote Desktop Session Host > Device and Resource Redirection
• USBデバイスのリダイレクトを許可するため、"Do not allow supported Plug and Play device redirection" を Disabled に設定します。
 Remote Desktop Services を有効化
5
RDPセッションを開始します:

• RDPクライアント(mstsc.exe)を開き、リモートセッションを開始します。
• Local Resources タブの More をクリックし、Other supported RemoteFX USB devices セクションを展開します。
• 3Dマウスを選択してリモートマシンに接続し、セッション全体でデバイスリダイレクトを有効にします。

RemoteFX USB リダイレクトの主な制限事項

  1. RemoteFX は、6自由度(6DoF)のモーションコントロールなど、3Dマウスの高度な機能を完全にはサポートできない場合があります。マウス移動のような基本機能は使用できることがありますが、一部の高度な機能は利用できない可能性があります。この問題は特に CAD ソフトウェアを使用するユーザーに影響します。
  2. RemoteFX はワイヤレス 3D マウスをサポートしていません。これらのデバイスは、USBケーブルでクライアントに直接接続する必要があります。

比較表:USB Network Gate と Microsoft 標準の RDP USB リダイレクト

機能 / 項目 USB Network Gate RemoteFX USB リダイレクト
種類 サードパーティ製 USB リダイレクトソフトウェア Windows 標準機能
設定の難易度 ユーザーフレンドリーなインターフェースによるシンプルでガイド付きのインストール グループポリシーエディターによる手動設定が必要
デバイス互換性 3Dマウスを含む幅広い USB デバイスに対応するよう設計 3Dマウスや複雑なデバイスへの対応は限定的
ワイヤレスデバイス対応 はい いいえ
パフォーマンスと安定性 WAN 環境でも高いパフォーマンスと安定性を発揮できるよう最適化 遅延や操作制限が発生する場合があります
マルチユーザー環境への対応 他のセッションから 3D マウスを見えなくできるデバイス分離機能を搭載 デバイス分離機能なし
最適な利用対象 3Dマウス向けに信頼性が高く柔軟な USB リダイレクトを必要とするユーザー Windows ネイティブ環境で基本的な 3D マウスアクセスを求めるユーザー

結論

「RemoteFX USB devices」という Microsoft の古い表記は、現在でも一部の RDP 設定パスに残っていますが、3Dマウスのような高度なデバイスでは、標準搭載の USB リダイレクトは専用設計の USB-over-Network ツールほど安定しないことがあります。USB Network Gate は、3Dマウスのようなデバイスをリダイレクトするための信頼性が高く、将来性のある USB-over-IP ソリューションを提供します。これは、すべての主要 OS と USB デバイスに対応するクロスプラットフォームのサードパーティ製ツールです。このソフトウェアは、多くの環境において、標準的な RDP 入力リダイレクトよりも 3D マウスの高度な機能をより効果的に維持できるよう設計されています。

次のような場合は USB Network Gate を選ぶのがおすすめです。

  • Windows 11、Windows Server 2019 以降、Linux、macOS を利用している場合;
  • 3Dマウスの高度な機能が必要、またはマルチプラットフォーム環境で柔軟に運用したい場合。

一方、次の条件に当てはまる場合のみ RemoteFX を選択してください。

  • クライアントとホストが Windows 10、またはホストが Windows Server 2016 の場合;
  • 利用環境の都合でサードパーティ製ソフトウェアをインストールできず、3Dマウス対応の制限を許容できる場合。

USB Network Gate は、最新 OS 環境で 3D マウスをリモート利用するための、最も柔軟で信頼性の高いソリューションです。RemoteFX はレガシーシステムでのみ選ぶべきです。

よくある質問

3Dマウスが RDP 上で正しく動作しない理由はいくつかあります。
• 3Dconnexion ドライバーがリモートクライアントにインストールされていない可能性があります。
• RemoteFX は 3D マウスの高度な機能を十分にサポートしていない場合があり、ワイヤレスデバイスにも対応していません。
• 接続の安定性に問題がある可能性があり、より安定したネットワークと接続設定が必要になる場合があります。USB Network Gate は、RemoteFX よりも高い安定性を提供します。
3Dconnexion SpaceMouse を Remote Desktop で使用するには、ローカル側とリモート側の両方のコンピューターに 3Dconnexion ドライバーをインストールする必要があります。RemoteFX USB リダイレクトを利用する場合は、両方のマシンがこの Windows 標準機能に対応していることを確認してください。RemoteFX はワイヤレス 3D マウスをサポートしていません。USB Network Gate のようなサードパーティ製 USB リダイレクトソリューションは、主要なデスクトップ OS をサポートしており、3Dマウスを含む幅広い USB デバイスで利用できるよう設計されています。
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